Column

今年の第一の目標は健康

明けましておめでとうございます。今年もガンバ大阪でサッカーをすることが決まった。プロ選手は契約社会なので1年1年が勝負。毎年、年末に1年を振り返り、来年はどうするべきか考える時間が持てる。一番に考えるのは自分が最も成長できる場所でサッカーをやること。今までずっとそうだったし、これからもそうだと思う。今年もガンバでは厳しいレギュラー争いがあると思うけど、歯を食いしばって、死に物狂いで、楽しくやっていきたい。

今年の第一の目標は健康。プロ選手としてけがをしないのは一番大事なこと。いくら実力があってもけがをすればどうしようもない。去年はうれしいことに長引くような大きなけがはなかった。若いころはけがなどなくて当たり前だったが、3年前にふくらはぎに大きなけがをしてからはいろいろなことに気を使うようになった。

一番変わったのはストレッチ。昔はあまり好きではなかったが、今は毎日時間をかけてやっている。身体は労われば応えてくれる。ちょっと張りがあるところにはストレッチをしながら会話をすれば、次の日にはバッチリ治ってる。筋肉の疲労を取るために湯船にもよく浸かる。お風呂は身体的にも精神的にもリラックスできるから大好き。年齢も上がってきたし、これからますます身体に気を使っていきたい。

今年のお正月は実家でゆっくり過ごした。この時間が俺にとっては至福の時。一年間走り続けるための体力を充電するとき。本当に何もしなかった。食って、寝て。食って、寝て。その繰り返し。でもおかげでエネルギー満タン。今年は代表の合宿が15日から始まる。例年より早めに自主トレを始めて、120%でスタートしたい。

毎日新聞夕刊「サッカーマインド」連載
今年の第一の目標は健康=播戸竜二
2008年1月4日