ーセレッソ大阪での2年目のシーズン。どんな決意をもって1年をスタートしたのですか。
「大分からC大阪に移籍した昨年は、代表クラスの(香川)真司くんや乾(貴士)くんをはじめ、外国籍選手もいたし、同じ大分から家長(昭博)くんも移籍して…という状況だったので、正直最初は試合に出られないだろうなって覚悟していたんですよ。でもその中で、シーズン途中から使ってもらえるようになり、結果的にリーグ戦にも…得点はあまり決められなかったけど出場した25試合中、23試合に先発できた。チームとしても3位という結果を残してACLの出場権も獲れましたしね。それもあって今年は去年とは違ってある程度、自信を持ってスタートしたんですけど…だからこそ、今の控えにまわっている状況がかなり悔しいです。実際、2月のキャンプの頃は相当ヘコんでいましたしね。でも今は、うまく気持ちを切り替えてやれています。というのも、C大阪ってバンさん(播戸竜二)のようなベテランの選手も含めて、控えの選手が誰一人として腐らないんですよね。実際に去年も『絶対にスタメンで出たい』『そのためにはサテライトリーグで結果を残すしかない!』みたいな感じで、サテの選手からの突き上げがすごくて、スタメンで試合に出ている選手にもいい刺激になっていた。それは今年も続いていますからね。僕一人が腐ってしまったら周りのみんなにもマイナスの影響を与えてしまう。だからこそ今は我慢もしつつ、周りのみんなにも助けられて前を向いています。それも全てはピッチで結果を残すため。途中出場って身体を仕上げるタイミングも難しいし、入ったら入ったでなかなかボールを触れなかったりもして簡単ではないけど、目に見えて結果を残さなければチャンスはこないと思っていますから。だからこそゴールとか、アシストか明確な数字に残る結果を残したい。例えば去年、バンさんは試合の途中から入ってきてもかなりの確率でゴールを決めていたじゃないですか?ああいう存在感というか…途中から入っていく中で絶対的な存在感を示すには、流れを変えるだけではなく、とにかく結果が必要になる。今はそこに拘ってやっています。」