Interview
Interview:中澤 聡太

ー昨年は10年のプロ生活において、最もコンスタントに試合に出場しました。フィールドプレーヤーでは最長の出場時間を数えるなど、充実の1年だったと思います。

「確かにサッカー選手は試合に出てナンボですから。充実はしていたと思います。ただ、どれだけ試合に出してもらっても、常に危機感というのは消えないものですからね。これまでのサッカー人生が常に崖っぷちにいたからしょうがないけど、ちょっと休むだけですごい不安になるというか。常にプレーしていないと、自分の居場所がなくなるというような危機感にさいなまれる(笑)。でもそういう気持ちに支えられてここまでやってきたからこそ、そこはこれからも大事にしたいと思っています。」

ーしかも毎年のことながらポジション争いは熾烈ですからね。

「その通り!しかも、今年もそうですけど、シーズンのスタートは決まってメンバーから外れることが多いですから。正直、しんどいなって思ったり、疲れることもあるけど、それが自分が頑張るためのエネルギーになっている部分もありますから。「ふざけんなっ!」って自分を奮い立たせる材料になるというか…もしかして、そういう性格を見破られているから、毎年、試練を与えられるのかな(笑)。」

ーやはり、コンスタントに試合に出ている方が自分のプレーのリズムを作りやすいですか?

「それはもちろんありますね。試合に出ているからそ、鍛えられることも多いですしね。それにチームって常に動いているものだけど、それでも変わらず試合に出続ける自分でいることが、本当にチームの中心として戦うということですからね。そういう意味ではどれだけチームが動いていても、確固たる信頼を得られる存在になりたいという気持ちはある。」


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