Interview
Interview:清武 弘嗣

ー最後に、改めて今年1年に向けた意気込みを聞かせてください。

「さっきも言ったようにまずは結果ですね。去年以上に点を獲りたいし、試合数ではなく去年以上に出場時間を延ばしたい。加えてU-22日本代表としても大事な五輪予選がありますから。一番直近の僕の夢である『五輪出場』を実現するために、予選からしっかり試合に絡んで出場権を獲得したいし、本大会のピッチにも立ちたい。そのためにも今は腐っている場合じゃないんですよね。試合に出ても、出られなくても必死に練習をして、自分をレベルアップさせていくしかない。あとは…その中で『清武と言えばこれ!』というような武器を備えたい。というのも僕って武器がないんですよ。宇佐美(貴史/G大阪)ならドリブルが抜群で、パスもシュートも出来るという感じだし、永井(謙祐/名古屋)なら俊足、とかあるじゃないですか?でも僕はドリブルもパスも普通にできるし、シュートもそこそこという感じで、どれも平均的にはできるけど、これという武器がない。だから…今年はとにかく走れる、運動量のある選手になろうと思います。上下運動をしっかりして、守備もして、攻撃もするみたいな。若干、地味な気もするけど(笑)、現代サッカーではとても必要なことだし、だからこそ続けていれば観てくれる人もきっといる。そう信じて頑張ります。」

取材・文 / 高村美砂
produced by LIRIONET

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