Interview
Interview:中澤 聡太

ーガンバでこれだけ試合に出続ければ、個人的に『日本代表』という目標も近づいているのかなと思うのですが。

「もちろん…笑われるかもしれないけど(笑)、代表発表のときはいつもドキドキしていますよ。そこを目指すのはサッカー選手として当然のことだし、経験したいとも思う。というのも、このガンバに来た時、あまりにもみんなが巧過ぎて、本当に衝撃を受けたんですよ。『こんなにDFラインで繋げるんだ』ということに始まって全てが驚きの連続だった。そういう衝撃を代表にいけばまた味わえるというか。僕の場合、ガンバでもそうであったように、一緒にプレーする仲間からいろんな刺激を貰うことが多いからこそ、代表に行ってまた新たな刺激を感じたい。だからこそ、そこはしっかり目指したいと思います。」

ー昨年7月の浦和戦ではJ1リーグ100試合出場を達成しました。10年というキャリアを思えば、中味の濃い『100』だったように思います。それを踏まえて、今年1年の目標を聞かせて下さい。

「確かに、10年で100試合というのは決して多い数字ではないけど、そこには数字だけではないたくさんのものが詰まっていますからね。ケガを含めて本当にいろんなことがあった長い10年だったし、J1リーグに100試合しか出ていないっていうことは、その分、練習試合を200試合くらい戦ったかもしれないし、リハビリも人一倍やりましたしね。そう考えても、自分にとっては重みのある『100』だと思う。でも、キャリアとしてはまだまだここからですから。ここまでは助走の段階だったので、ここからしっかり飛び上がらないといけない。ただ、僕の場合はジャンプ力がないですからね(笑)。そこは地道に…三段跳びくらいで着実に飛べるように、さらに努力を続けて、もっと巧くなって、もっと強くなって、もっと勝って、もっと優勝して、たくさん今年も喜べるように頑張りたいと思います。」

取材・文 / 高村美砂
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