Interview
播戸竜二VS安田理大

播戸:それに、たくさんの雑誌やウェブマガジンがあるとはいえ、プロの現役サッカー選手が編集長でやっている媒体はないからね。これがまた、新しいし、面白いんちゃうかなって思うし、それを最初にやるのは、俺らしかおらんやろう!…って、ミチと二人で盛り上がって、ようやくここまで来た、と。

安田:ここまで、ってどこまで(笑)?

播戸:それは…ほら、こうして俺の部屋でみかんを食いながら、二人で話をしているという…。

安田:バンさんは、すっかりくつろぎモードで、自分だけ風呂にも入った後やけど?

播戸:(笑)。でも、これが面白いっていうか。こういう普段の俺らの姿というか、サッカー選手としてではない『人間・播戸竜二』『人間・安田理大』みたいなところを余すとこなく表現して行くものを作りたいっていうのがこのウェブマガジンの狙いやからさ。

安田:もちろん、俺らからサッカーは切り離されへんものやし、このページに興味を持ってくれる人の殆どが『サッカー』を介してるとは思うけど、サッカー選手だって普通の人やで、っていうところをね。みかんも食うし、口開けて寝るし、楽しいところには出かけて行きたいし、美味しいものも食べたいし、可愛い女の子をみたら、それだけでテンションも上がるし、っていう“素”の姿をどんどん出していこう、と。

播戸:そういうことですよ!

― なるほど。で、具体的にはどんなことをしようと考えているのですか?

播戸:えっと…正直に言ってしまうと、あまり何も考えてない(笑)。あくまで、やりながら考えていこう、ってノリやから。決まっているのは、サッカー以外のことで、自分らが『楽しい!』と思えることをどんどんやって、このウェブマガジン上で発表していく、ってことだけやから。

安田:もちろん、俺らはサッカーが大好きで、サッカーで飯を食っているし、サッカーと自分は切り離されへんけど、でも生きてたら普通に楽しいことはいっぱいあって、それを楽しむ自分もいるっていうところをが伝われば、それでいいみたいな。ま、完全なマスターベーションになる可能性はあるけど(笑)。


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