Interview
Interview:増嶋竜也

ー高校時代まで千葉で育った増嶋選手の感じる、『地元』でプレーすることの心強さとは?

「まず両親やじいちゃん、ばあちゃんがすごく喜んでくれているというのはかなり嬉しいポイントでしたね。僕はもともと、ばあちゃんっ子だったんですけど、ちょうど移籍の話が持ち上がった時にいろいろあって、そのおばあちゃんたちが元気をなくしていて…。そんな時に柏への移籍が決まり、すごく喜んでくれた。FC東京にいる時は何度か試合を見に来てくれていたけど、京都はさすがに遠いので、この3年間はなかなか生でプレーしている姿を魅せられていませんでしたからね。戦う姿をまた家族に魅せられるというのも僕にとっては大きなモチベーションになるし、何てったって地元にはたくさんの友だちや仲間、先輩がいますから。それぞれ社会人になって東京に行ったり、地方に行ったりするのかと思いきや、殆どみんな、地元に居座り続けていますからね(笑)。それに、中学の先輩や高校の先輩がサポーターをしてくれているなんて、そうそうないじゃないですか?!あとは空気かな。生まれ育った場所って何となく落ち着ける独特の空気が流れている。そう考えても、心強いことばかりですよ。」

ー新天地での2011年をどういう年にしたいですか?

「とにかく、試合に出て活躍はしたい。去年の柏の試合は殆ど見ていないので、数字的なことしか分からないけど、去年のJ2では最少失点だったらしいですから。そのチームに入って、ポジションを確保してというのは決して簡単じゃないと思うけど、京都での経験を無駄にしないためにも、将来的に『日本代表』ということもしっかり目標に据えた上で、試合に出て活躍したいし、更に失点を減らすための力にもなりたい。あとは、とにかくサッカーを通じて『地元』を盛り上げたいです。」


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